A6076 キハ47+キハ140・指宿のたまて箱 3両セット

JR九州では2011(平成23)年、九州新幹線(鹿児島ルート)全線開業に伴って指宿枕崎線に初の特急列車を登場させました。キハ47型2両編成を改造して登場した車両は車体の海側半分を黒、山側半分を白に塗装した大胆なデザインで、室内は2人掛けリクライニングシートを基本に4人用コンパートメントや海側を向いた一人掛け席などバラエティに富んだ接客設備を誇ります。また沿線の浦島太郎伝説にちなんだ列車名「指宿のたまて箱」のとおり、停車中には屋根上から白煙をイメージしたミストが噴射される仕掛けも大きな話題になりました。現在は1日3往復が鹿児島中央と指宿の間を結んでいます。2012(平成24)年3月より元「はやとの風」用のキハ140-2066が塗装変更され予備車・増結車として加わっています。

A2153 小田急3000形・SSE・更新車 5両セット

流線型のフォルムに低重心の斬新なスタイルで1957年に登場した小田急ロマンスカー・SE(3000形)は、
1959年までに8両4編成32両が製造されました。SEとは“Super Express”の略であり、超軽量高速高性能特急車の先駆けとして、国鉄の特急こだまや新幹線の誕生の基となった車両です。1957年9月に東海道線・
大船-沼津間で行われた高速度試験において145km/hという当時の狭軌最高速度記録を樹立しました。その後、実車は1968年の国鉄御殿場線電化に伴いキハ5000、5100形に代わって直通特急に転用されることになり、5両6編成への組成替えが行われ、重連運転に対応できるよう、前面デザインを大きく変更する大規模工事を施工しました。短編成となったSE車はその編成長からSSE(Short Super Express)車とも呼ばれ、1991年3月、後継の20000形RSE車の登場により全車が引退しました。現在は一部の車両がロマンスカーミュージアムに静態保存されています

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